生え際が後退していくタイプのAGAにM字ハゲがあります。20歳前後からM字の切れ込みが進んでいれば、ほぼ全例が
AGA(男性型脱毛症)だといわれています。AGAであればM字は治療しなければ自然に戻ることなく進行する脱毛症です。M字ハゲは治らない思ってる方もいるかもしれませんが、適切な治療をすれば治る可能性は十分あります。
今回はM字はげの原因と治療方法について解説します。
M字はげは治らない?原因と対策
生え際が後退していくタイプのAGAにM字ハゲがあります。20歳前後からM字の切れ込みが進んでいれば、ほぼ全例が
AGA(男性型脱毛症)だといわれています。
AGAであればM字は治療しなければ自然に戻ることなく進行する脱毛症です。M字ハゲは治らない思ってる方もいるかもしれませんが、適切な治療をすれば治る可能性は十分あります。
M字はげの定義
M字ハゲは左右の生え際が、剃り込みのようにだんだんと後退していく特徴があります。左右の生え際の後退が「指2本以上」がみられると、M字ハゲの可能性が高いといえます。
もう少し厳密にいうと、生え際の真ん中から左右に引いたラインからM字の頂点までの高さが2センチもあればM字型AGAが疑われます。
M字はげの原因
M字はげの原因はいくつか考えられます。
順番に、解説していきます。
- AGA(男性型脱毛症)
- M字はげの代表的な原因はAGA(男性型脱毛症)です。20代〜50代男性の実に約30%がAGAを発症しているといわれています。
AGAは男性ホルモンの一種である「ジヒドロテストステロン(DHT)」によってヘアサイクルが短縮し、髪が成長する前に抜けてしまう疾患です。
AGAを発症すると髪が細くなり、抜け毛が増えます。AGAのなかでも生え際が後退するタイプを「O字型」、生え際が後退するタイプを「M字型」と呼びます。
【AGAの進行パターン(ハミルトン・ノーウッド)】
AGAは進行性の疾患のため、治療をしなければ抜け毛が増える、生え際だけでなく頭頂部の毛が抜ける、といったように薄毛が広範囲に及ぶことが予想されます。
- けん引性脱毛症
- M字はげの原因のひとつに、牽引性脱毛症があります。牽引性脱毛症とは髪を強く引っ張る髪型を長期間続けることで、生え際の髪が抜けやすくなる疾患です。
ホルモンバランスなどは関係ないため、髪を引っ張るヘアスタイルをやめればもとに戻ります。
ポニーテールや三つ編みだけでなく、ヘアアイロンの使用も牽引性脱毛症の原因となります。
10代からM字!
AGAですか?
生まれつきM字の額をした方がいます。M字型ではなく額が台形のような形の額を「富士額(ふじびたい)」といいます。女性に多い額です。
進行性のAGAなのか生まれつきの形なのか迷うケースは多いと思います。自分が本当に生まれつきなのか、もしくは治療するべきかどうかについては医師に相談するなどして判断する必要があるでしょう。
基準としては、声変わりなど第二次性徴(思春期)のあとから、高校時代から徐々にM字になったのであっても進行性のM字型AGAであることが多いです。遅くても20代前半から注意して対策を立てることが必要です。
10代でも生え際が気になる場合は、一度医師に相談してみるのがおすすめです。
M字型AGA脱毛症の治療
治療は、発症延齢、進行度、重症度、治療開始時の年齢などに応じて行われます。患者様と医師の一対一で、早いうちから長い目で将来のために治療計画、対策を立てることが良いでしょう。