じんましんとは、皮膚の一部に赤く盛り上がり多くはかゆみを伴う発疹をいいます。 一生のうちに15~20%の人がかかると言われます。 アナフィラキシーショックと呼ばれる病態は、重篤なアレルギー反応によって全身にじんましんが急激に現れる状態です。のどの粘膜が腫れたりり呼吸困難となり、命に関わることもあるため、緊急で受診が必要な場合があります。
じんましんは、アレルギーの原因となるアレルゲンにより膨疹を伴う痒みがでる症状です。何らかの原因によって皮膚組織内に存在する肥満細胞から、かゆみを引き起こすヒスタミンという物質が体内に放出され、神経や血管を刺激することで起こると考えられています。多くの場合原因不明の特発性でアレルゲンを特定できない場合は10~30%です。、食物、薬物、植物、虫、花粉、ハウスダスト、ペットがアレルゲンとなりますが、機械的刺激(引っ掻く)、寒冷、日光、温熱、圧迫などによってもじんましんはおこります。食べ物を摂取してから数分以内に口腔粘膜やくちびるが腫れてくる口腔アレルギー症候群もよく見られます
ストレスや疲労、体調不良、かぜなどの感染症、月経をきっかけに起こりやすくなったり強い症状が出る場合があります。食物(小麦、エビ、果物など)を摂取した後、2~3 時間以内に運動するとじんましんやアナフィラキシーを発症する場合があり、食物依存性運動誘発アナフィラキシーといわれます。
卵、小麦、魚(さば、あじ、かつお等)、貝類、ナッツ類、果物、蕎麦、甲殻類(エビ・カニ)
細菌、ウイルス、カビ、寄生虫
下着、寒冷、温熱刺激、日光暴露、振動