フェナステリド
フィナステリドとは
AGA治療薬「プロペシア」に含有されている有効成分で、同等の効果効能が認められている。先発医薬品に該当するのがメルク社製のプロペシアで、プロペシアの有効成分がフィナステリドとなります。
フィナステリドの効果
フィナステリドでは「ヘアサイクル」の乱れを改善することでAGAを治療します。ヘアサイクルとは、髪の毛が持つ「成長期」→「退行期」→「休止期」というサイクルのことで、充分な時間をかけて各期間を繰り返していきます。
成長期が短くなると髪の毛が十分に成長しきる前に抜けてしまうなど、ヘアサイクルの乱れはAGAの症状につながります。フィナステリドには、ヘアサイクルを乱すDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる酵素の生成を抑制する働きがあるため、AGA治療に効果があります。ただし、フィナステリドだけではAGAの症状を十分に解消することができません。
フィナステリドの飲み方
1日1回、服用します。上限を超えての服用は意味がありませんので、前日の飲み忘れ分をまとめて服用などはしないでください。服用する時間に特に定めはありませんが、毎日決まった時間に服用すると、効果が安定しますし飲み忘れの防止になります。朝飲むことを推奨しています。
フィナステリドの副作用
ごく少数ではありますが、性欲の減退や肝機能不全といった症例が報告されています。しかし、男性機能関連の症状については、プラセボ(偽薬)群との有意差が認められなかったことから、フィナステリドの副作用とは断言できない部分もあります。
いずれにせよ、定期診察で副作用に注意しながら進めていきますので、過度な心配せずにご安心ください。
フィナステリドを服用できない方
女性になります。女性の手に届かない場所においてください。また、献血の際には、必ず医師にフィナステリドの服用を申告してください。献血は最低でも1ヶ月の休薬期間を設けないとできません。健康診断では前立腺マーカの値が服用前より下がるので、医師に申告してください。