薬を使わない治療
1低出力レーザー
低出力レーザーー650‐660nmの弱いレーザー光(LED)を頭皮に照射 発毛を促します。
01 LEDとは
LEDとはLight Emitting Diodeの略で、発光ダイオードとも呼ばれる。発毛治療で使われる赤色LEDは波長の長い光で頭皮の奥深くまで到達し、細胞に作用し、VEGFやHGFやレプチンなどの発毛増殖の成長因子の産生を促します。
また頭皮の血管を拡張させ、血流を促進して、毛包に十分な栄養素を供給する。髪の毛を強く太くする。
他にも炎症を抑えたり、新陳代謝を良くしてヘアサイクルを活性化させる、コラーゲンを増加させたりする効果がある。ほぼ確実に育毛に有効だと言われる。
02 LLLT(Low Level Laser therapy; 低出力レーザー治療) とは
LLLT(Low Level Laser therapy; 低出力レーザー治療)はアメリカFDA(米国の世界的に信頼度が高い厚生労働省のような機関)の認証をけている安全な低出力光学療法です。
日本皮膚科学会の「脱毛症診療ガイドライン」に2017年から推奨するAGA治療法に加えられました。下記のアデノシンと同レベルの推奨度Bランクです。
副作用が低い
確かな育毛の効果がある
03 低出力レーザーのメリット
メリットは、
痛みがない。
他の治療と併用しても問題ない。
副作用が低くて安全であることです。
03 低出力レーザーの分子メカニズム
弱いレーザー光が頭皮の毛包の細胞を直接刺激、細胞内のミトコンドリアでATP(アデノシン三リン酸;体内のエネルギー物質)の産生を促す。
また頭皮の血管を拡張させ、血流を促進して、毛包に十分な栄養素を供給する。髪の毛を強く太くする。
近年、低出力レーザーに発毛効果があることが解明され、副作用がない安全な治療法として注目される。
04 低出力レーザーを使えない方
使用できない場合があります。
慢性、急性腫瘍がある方、
高熱の方、など。
2 アデノシン
01 AGA治療におけるアデノシンとは
アデノシンとは人の細胞でエネルギー代謝に必要な物質で育毛効果や美肌効果があります。毛乳頭細胞でVEGFなどの細胞増殖因子を増やし、発毛を促進するよう働きかけるため、薄毛の治療に使うことができます。
こちらも日本皮膚科学会の「脱毛症診療ガイドライン」で男性AGAに対しては推奨度Bランクと評価されています。
アデノシン含有の育毛剤やシャンプーが美容院に置いてありますが、当院ではリキッドを置いております。1日2回頭皮に使用することで6か月で有意な改善がみられてます。